1.最先端のサーバ仕様
■CPUはインテル製Xeon5300系のクワッドコアを複数以上搭載
LHXのサーバには、最新のIntel製のクアッドコアCPUを複数以上搭載しています。よく比較対象となるIntel Xeon5100系列との比較では最大1.5倍、AMD Opteron 2220の公表最高値と比較しても最大2.5倍(同等消費電力による比較)という高性能を実現しているCPUです。単に高性能なだけではなく、省電力低発熱も備えた環境に優しい最新CPUです。
性能の目安と言われる動作周波数の数値が大幅に向上しているのはもちろんのこと、メモリ領域とのデータの転送スピードや、CPUに包含さ れているキャッシュメモリ量等々さまざまな面での性能向上が図られ、コア毎に8MBものL2キャッシュを搭載し、スレッド化されたプログラムの複数同時の処理性能を大きく向上させています。LHXでは一世代前のサーバや価格の安いサーバを採用している他社サービスでは提供できない64bit高速処理環境と安定した稼働環境を実現しています。
さらに最新のサーバ用CPUは、CPUレベルでの仮想環境をサポートし、仮想マシン 間の分離がより一層強化されています。これにより攻撃あるいは高負荷状態が生じたような場合にも、他の仮想領域には容易に伝播しにくく、サービスの安定した環境の提供に貢献しています。
■サーバのディスク領域はRAID10を採用
お客様の大切なデータ領域部分のディスク構成には、LHXは拘ってRAID10を採用し ています。LHXでは一人当たり120GBという大容量をご提供しますので、構成上どうしても大量のディスク領域が必要となります。他社ではディスクの収容効率を上げるために、速度や保守性には目をつむってコスト優先の考えかたでRAID5あるいはRAID6といった方法を採用することが少なくありません。確かにコスト面から見ると集積効率は上がるのですが、万が一DISKの障害などが発生した場合にはデータ領域の回復までに非常に時間がかかり、その間のパフォーマンスが落ちたり、時にはデータそのものが回復不能となってしまうことが少なくありません。
LHXでは信頼性、可用性、復旧速度が早いという利点をもったRAID1と、高速な書込み読込みという利点をもったRAID0の両方の特長を兼ね備えた技術RAID10を採用しています。容量効率の観点からは冗長性の確保のため、実質効率50%という制約はあるのですが、大切なデータ領域のためにRAID10をサポートするより高性能なハードウェアを採用して信頼性確保に努めています。(しかしながら、データの完全性や無停止を保障するものではありません。データはお客様各自において、バックアップを取り物理的に別のデータ領域に保管されることを強くお勧めいたします。)
さらにサーバ24時間体制で有人監視を行っており、ハードウェアの状態、ネットワークの状態、サービス提供の状況を絶えず見守り、素早い障害対応ができる体制をとっています。
冗長性 | データ高速性 | |
---|---|---|
RAID10 | ◎ | ◎ |
RAID6 | ○ | × |
RAID5 | △ | × |
RAID1 | ◎ | ○ |
RAID0 | × | ◎ |
RAID10=RAID0の高速性+RAID1の冗長性